平成26年10月1日から高齢者用肺炎球菌ワクチンが定期予防接種になりました。
65歳以上の市中肺炎の原因菌の中で、最も多いのは「肺炎球菌」です!
ワクチンを接種して肺炎を予防しましょう!
●肺炎球菌感染症とは?
肺炎球菌は、鼻やノドの奥にいることがあり、肺炎の原因となる主な細菌です。どんなに元気な人でも、年齢を重ねるに従い体力や免疫力も低下し、肺炎球菌による、肺炎などの感染症にかかりやすくなるので注意が必要です。
肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。
肺炎球菌ワクチンを接種することは、すぐにできる感染予防法のひとつです
●高齢者用肺炎球菌ワクチン予防接種の有効性
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン(商品名:ニューモバックス NP)」は、そのうちの23種類の血清型を予防の対象としたワクチンです。
この23種類の血清型は、成人における侵襲性肺炎球菌感染症の原因の約6割を占めるという研究結果があります。
※侵襲性感染とは本来は菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のことをいいます。
- 以下に該当する方は特にワクチン接種をお勧めいたします。
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- 65歳以上の方
- 慢性呼吸器疾患(COPDなど)の方
- 糖尿病の方
- 喫煙者の方
- 心疾患の方
- 腎不全の方
- 肝疾患の方
- 血液悪性腫瘍の方
- 脾臓を摘出されている方
お問い合わせ
※定期予防接種の期間や可否、接種料金についてなど、不明なことは当院にお問い合わせください。
愛心メモリアル病院
電話:(011)752-3535(代表)
リンク
●MSD製薬ホームページ
https://www.haien-yobou.jp/
●ファイザーホームページ
https://otona-haienkyukin.jp/
●札幌市ホームページ
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/koureihaienn.html