循環器診療は、その場その場で緊急かつ最適な対応を求められます。私自身は、遺伝子クローニングから心臓カテーテル・ペースメーカー治療や心機能解析、心移植前後の患者管理、抗心不全薬の臨床試験まで幅広い領域で研究や診療に従事してきました。長らく、多くの診療従事者と共に、どんな状況においても、誠実で、患者中心の効率的な医療に努めて来ました。人作りだけではなく札幌市のACSネットワークなど救急医療システムも構築しました。
今、超高齢化とともに心不全パンデミックの時代が到来しています。心不全は全身的な病態であるとともに終末期管理には地域包括ケア医療が求められます。微力ですが、心不全を中心に循環器ICT(情報通信技術)を利活し、病診連携を進め、最終的には個や社会へ最適な医療をお届けすることを目指しています。
愛心メモリアル病院で高橋理事長はじめ皆様と共に努力していきたいと考えております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。