下肢静脈瘤外来

こんな足のお悩みはありませんか

・血管が浮き出て見える
・だるい・重苦しい・むくみやすい・つる
・かゆい・ほてる・不快感などがある
・湿疹・色素沈着・潰瘍がある

このような症状がある方は、一度受診をおすすめします。

※月曜日の午後、専門外来を設置しております。
　一度お電話にてお問い合わせください。



（平日9：00～18：00、土曜9：00～12：00）

下肢静脈瘤とは

下肢の血管（静脈）が太くなり瘤（コブ）状にふくらんだものです。
良性の病気ですので命に関わることはありません。しかし、だるさ、むくみ、つる、などの症状が出現したり、進行すると湿疹、色素沈着、潰瘍などが出現する事があります。

当院では、最新の接着材（グルー）治療をはじめとして、低侵襲な日帰り治療を中心に、お一人おひとりに合わせた最適な治療を行っております。

下肢静脈瘤の治療には以下のようなものがあります

血管内接着剤（グルー）治療

最新の治療法で、医療用接着材を細い管（カテーテル）で血管内に注入して血管を閉塞します。
負担が少なく、30分程度で行うことができ、手術直後から通常の生活が可能です。
術後の神経障害はなく、痛み・出血・感染などの障害もほとんどありません。

ほとんどの方が、この方法で治療が可能です。

血管内焼灼治療

静脈を焼いてふさいでしまう治療です。カテーテルを静脈の中に入れて内側から焼灼します。負担は少ないですが、痛みや熱による神経障害を予防するため広範な浸潤麻酔や脊椎麻酔が必要です。高周波（ラジオ波）治療と、レーザー治療があり当院では高周波（ラジオ波）を主体に治療しています。

高位結紮術・静脈抜去（ストリッピング）術

• 高位結紮術は血管をしばって血液の逆流を食い止める手術で、局所麻酔で実施可能です。
• ストリッピング手術は静脈の中にワイヤーを入れて静脈を抜き去る方法です。脊椎麻酔や全身麻酔で行われ、高い治療効果が期待できます。血管内治療に比べてやや負担が大きいため、手術後の痛み・出血・感染・神経障害などのリスクがあるとされています。

硬化療法

静脈瘤に薬を注射し炎症を起こさせて固める治療で、外来で10分程度で行うことができます。軽症の静脈瘤には有効で、上記治療と組み合わせて行うこともあります。硬くなった静脈は3～6ヵ月ぐらいで吸収されます。

上記治療の他に手術を行わない保存的治療もあります。

生活習慣を改善したり、弾性ストッキングを着用します。根本的な治療ではありませんが、症状を和らげたり、進行を予防する事ができます。

何か気になる事があれば、お気軽に受診して下さい。

下肢静脈瘤の例