高度な医療から緩和ケアまでご相談が可能
2022年4月から北海道大学病院循環器内科 安斉俊久教授に毎週月曜日の外来診療をご担当いただいております。循環器疾患における心不全患者さんは、高齢化社会とともに増加の一途をたどっており、治療法も多様化しております。弁膜症に対するカテーテル治療や心臓移植などの高度な医療だけではなく、生活の質(QOL)改善のための緩和ケア医療まで、患者さんにあった治療法を幅広くご相談いただけます。
診察には予約が必要となりますので、お電話もしくは窓口でお問い合わせください。
最新の心不全治療について
心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。これまで心不全は、急性心筋梗塞などにより、急激に心機能が落ちる「急性心不全」と、心不全状態が慢性的に続く「慢性心不全」とに分けられていました。
しかし、慢性心不全が急激に悪化して急性心不全に陥ることがほとんどであることから、急性期から慢性期まで、継ぎ目のない治療が必要とされています。

心不全は、完治させることが難しい進行性の病気です。また、軽快と急性増悪を繰り返すことが多く、いかに急性増悪を防ぐかが重要となります。
そのためには、薬物治療や手術だけではなく、運動療法(心臓リハビリテーション)も必要です。
また、患者さんへの教育やカウンセリングを同時に行う重要性が認識されるようになりました。
愛心メモリアル病院は、「患者さんと心臓を総合的に診ることができる」病院です。
外来では、「患者さん一人ひとりに合わせた治療」を見極め、薬物療法、手術、運動療法を行います。
食事や栄養指導、居住環境の改善や社会保障制度の適用など、様々な方向から患者さんを支えます。
![]() 岡本院長の診察 |
![]() 心不全診療センター(北大との連携) |