大動脈・血管ドック
大動脈瘤という病気をご存知ですか?
身体の中心部を走っている大動脈が動脈硬化や高血圧などが原因となってコブ状にふくれてしまう病気です。風船のようにふくらんで破裂してしまうと命にかかわる病気ですが、ほとんど自覚症状のないままに進行してしまうため、破裂してから発見されることも少なくありません。
(右図:血管が膨らんだ状態の様子)
大動脈瘤の症状
- 腹部拍動感(脈打つ感じ)
- 腹痛、便秘・下痢
- 胸背部痛
- 声がかすれる
自覚症状がなくても、次のような方は要注意です。
- 高血圧症の方
- 高脂血症(コレステロール・中性脂肪の高い)の方
- 心臓・脳の虚血性疾患のある方
- 糖尿病の方
- 便秘症の方
早期発見・安全な治療
破裂してしまうと救命できない場合もありますが、早期に発見できると定期的にフォローアップし適切な時期に安全に治療を受けていただくことが可能です。検診について
検診の内容
- 問診票
- 計測:身長 体重 血圧(左右) 脈拍
- 採血(脂質検査・血糖)
- CT
*ただし、血の塊(血栓)の有無や血管の壁の裂け目(大動脈解離)の有無などのような詳細はわかりません。
*詳細な所見の確認が必要な場合には改めて造影剤を使用しての検査をお勧めすることがあります。
- ABI(血管の動脈硬化・血管年齢の検査)
検診費用
1万円(保険外診療・税込)検診の申し込み方法
直接受付に起こしください。予約等は不要です。受付からの所要時間は約2時間です。
※当日は保険証をご持参ください。
*精密検査が必要になった場合には、後日改めて、一般の診療での検査となります。