診療放射線課のご案内
部門の概略
当院では放射線技師がCT撮影装置やハイブリット手術装置など、さまざまな高度医療機器を駆使し、病気の早期発見、治療戦略に役立てるよう最適な診断画像を提供しています。また、循環器の言葉に「Time is muscle!!」(時は筋肉)という言葉があります。心筋梗塞の治療は時間との勝負という意味です。私たちは患者さんのいかなる事態にも迅速に対応できるように、24時間365日救急対応しています。私たちの心がけ
皆さんは、「レントゲン検査」と言われ、不安や緊張を感じた経験をお持ちではないでしょうか?私たちは、そういった患者さんの検査に対する不安材料を少しでも和らげ、安全に検査が進むように”皆さんと接する時間”をとても大切にしています。検査のときは私たち自らお迎えにあがった上で、きちんと検査内容を説明し、責任持って検査します。また、患者さんに安全で最良な医療を提供できるように、医師や他のスタッフと病状や治療方針などを話し合って、患者さんにとってベストな検査・治療になるように日々精進しています。
検査紹介

◯血管造影装置
・カテーテル検査 手首や足の付け根から血管に細い管(カテーテル)を 挿入し、血管の状態を見る検査です。狭心症、心筋梗塞、 閉塞性動脈硬化症などの診断に有効です。
・カテーテル治療(体を切らないで治す) 従来、胸やおなかを切らなければ治すことのできなかった血管の治療(狭心症、心筋梗塞、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症など)を、腕や足の付け根からカテーテルを挿入して治療するカテーテル治療も盛んに行っています。傷もカテーテルを挿入するときにできる傷のみで、入院期間も短くなります。ただ、病状によっては外科的治療(体を切って治す)の方が安全な場合もありますので、患者さんに合う最善の治療法を選択します。 (当院ではどちらの治療法も選択できます。)



◯CT
全身を薄くスライスし体の中がどのような状態になっているか見ることができます。当院では最新の64列CTを導入していますので、従来のCTでは難しく入院してカテーテル検査が必要であった冠動脈(心臓を栄養する血管)の評価もカテーテルを用いずに日帰りで評価できます。また、血管の異常を早期に発見する目的で、大血管ドックを行っていますので、興味のある方はご気軽にお問い合わせください。
最も使用頻度の高い装置です。簡便かつ迅速に画像情報が得られるので最初の診断によく用いられます。X線を使って胸部や腹部、骨などの写真を撮影することができます。
◯X線TV
一般撮影装置とは異なり、スイッチを押している間はX線を出すことが可能なため、造影剤の動きを観察しながら検査を行なうことができます。 当院ではディジタル化に力をいれており、検査によって得られた写真や情報をディジタル保存し、院内どこでもすぐに見ることができます。また、いつまでたっても劣化しない高画質な画像を提供することができます。患者さんに、より質の高い医療を提供していけるようにこれからも努力していきます。